認知症の症状一覧|初期・中期・後期に見られる変化を解説

認知症には、物忘れだけでなく、判断力や言葉、生活習慣などさまざまな変化が見られます。
「認知症の症状にはどんなものがある?」「親の変化は認知症なの?」と気になっている方も多いでしょう。
この記事では、認知症の症状を初期・中期・後期に分けて、家族が知っておきたいポイントを紹介します。

認知症の主な症状とは?

認知症では、脳の病気などによって認知機能が低下し、日常生活に影響が出ることがあります。

代表的な症状として、記憶力の低下、判断力の低下、言葉が出にくくなる、時間や場所が分からなくなるなどがあります。また、不安や怒りっぽさ、意欲の低下など、感情や行動に変化が現れることもあります。

認知症の症状は人によって異なります

すべての人に同じ症状が現れるわけではありません。進行の速さにも個人差があるため、「この症状があるから認知症」と自己判断しないことが大切です。

初期に見られやすい認知症の症状

  • 最近の出来事を忘れることが増える
  • 同じことを何度も聞く
  • 物を置いた場所が分からなくなる
  • 予定や約束を忘れる
  • お金の管理が難しくなる
  • 料理や買い物に時間がかかる
  • 外出や人付き合いを避けるようになる
  • 不安や怒りっぽさが目立つようになる

初期の段階では、本人が工夫したり、周囲が気づかなかったりすることもあります。そのため、家族が「以前と何か違う」と感じたときの気づきが大切です。

中期に見られやすい認知症の症状

  • 日付や場所が分からなくなる
  • 着替えや入浴などに介助が必要になる
  • 道に迷うことが増える
  • 会話や意思疎通が難しくなる
  • 同じ行動を繰り返す
  • 不安や怒りが強くなる
  • 金銭管理や薬の管理が難しくなる

中期になると、日常生活への影響が大きくなり、家族だけで支えることが難しくなる場合があります。介護サービスや高齢者施設の利用を検討する時期になることもあります。

後期に見られやすい認知症の症状

  • 言葉による意思疎通が難しくなる
  • 食事や着替えなどに全面的な介助が必要になる
  • 歩行が難しくなることがある
  • 家族のことが分からなくなる場合がある
  • 日常生活の多くで介助が必要になる

後期では、介護する家族の負担も大きくなります。訪問介護やデイサービスなどの介護サービスに加え、状態に合った老人ホームや高齢者住宅を検討することも選択肢の一つです。

認知症の症状が気になったら?

認知症の症状には、似たような変化が別の病気や体調不良によって起こる場合もあります。

「最近、物忘れが増えた」「生活に支障が出てきた」と感じたら、かかりつけ医や医療機関、地域包括支援センターなどに相談しましょう。

大切なのは、症状だけで認知症と決めつけないこと。早めに相談することで、今後の生活や介護について考えるきっかけにもなります。

よくある質問

Q. 認知症の初期症状で多いのは何ですか?

最近の出来事を忘れる、同じ質問を繰り返す、予定を忘れるなど、記憶に関する変化が代表的です。ただし症状には個人差があります。

Q. 認知症になると必ず症状が進行しますか?

認知症の種類や状態によって経過は異なります。症状の変化が気になる場合は、医療機関などに相談しましょう。

Q. 認知症になったら老人ホームに入る必要がありますか?

必ずしも老人ホームに入る必要があるわけではありません。ただし、介護の負担が大きくなった場合には、高齢者施設を利用することで本人と家族の生活を支えられる場合があります。

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高齢者の暮らしや老人ホーム選びに不安を感じたら

認知症の症状が進んだ場合、「今の自宅で暮らし続けられる?」「どんな高齢者施設が合っている?」と悩むご家族も少なくありません。

すぐに入居を決める必要はありません。早めに老人ホームや高齢者住宅について情報収集しておくことで、いざというときの選択肢を増やすことができます。

※認知症の症状や進行には個人差があります。気になる変化がある場合は、自己判断せず医療機関や専門機関へご相談ください。