はじめに、皆様は有料老人ホームをどの様に考えていますか?
老人福祉法第29条では、「老人を入居させ、入浴、排せつ若しくは食事の介護、食事の提供又はその他の日常生活上必要な便宜であつて厚生労働省令で定めるものの供与をする事業を行う施設であって、老人福祉施設、認知症対応型老人共同生活援助事業を行う住居その他厚生労働省令で定める施設でないもの」と位置付けられています。

有料老人ホームとは、特別養護老人ホームの入所条件に該当しない高齢者や、自ら介護を受けられる施設に入居することを希望した高齢者の方々を対象としている、 民間経営による施設のことです。設置者は必ず都道府県知事への提出を義務付けられていています(介護保険制度内の特定施設入居者生活介護の一つ)。

さて、十数年前まで老人ホームというと、入居の際、数千万円かかってしまうところがほとんどでした。そのイメージが残り、「費用が高すぎて入居できない」と最初から諦めてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし今では、百万円以下で入居できる施設もあり、より身近なものとして、多くの方にご利用頂けるようになっているのです。