認知症の始まりに多い“意外な症状”とは

認知症というと、

  • 物忘れ
  • 名前が出てこない
  • 同じ話を繰り返す

そんな症状をイメージする方が多いかもしれません。

もちろん記憶力の低下は代表的な症状ですが、実は認知症の始まりには、“意外な変化”が先に現れることもあります。

そのため、

「まさか認知症とは思わなかった」
「性格の変化だと思っていた」

というケースも少なくありません。

今回は、認知症の初期に見られやすい“意外な症状”についてご紹介します。

① 急に怒りっぽくなる

以前は穏やかだった方が、

  • すぐイライラする
  • 怒鳴ることが増える
  • 細かいことで怒る

など、感情の変化が目立つことがあります。

これは、脳の変化によって感情コントロールが難しくなったり、不安や混乱が強くなったりすることが関係しています。

本人も「うまくできない」「忘れてしまう」という戸惑いを感じている場合があります。

② 人付き合いを避けるようになる

認知症の初期では、

  • 外出を嫌がる
  • 趣味をやめる
  • 人と会いたがらない
  • 会話が減る

など、“閉じこもり”のような変化が出ることがあります。

これは、「失敗したくない」「会話についていけない」という不安から起こる場合もあります。

周囲からは「元気がなくなった」と見えることも少なくありません。

③ お金の使い方が変わる

認知症の始まりでは、お金の管理が難しくなることがあります。

  • 同じものを何度も買う
  • 支払いを忘れる
  • 通販が増える
  • 財布をなくす

など、以前とは違う行動が見られることがあります。

特に、今までしっかり家計管理をしていた方ほど、ご家族は違和感に気づきやすいでしょう。

④ 身だしなみに無頓着になる

服装や清潔感への意識が変わることもあります。

  • 同じ服ばかり着る
  • お風呂を嫌がる
  • 洗濯をしなくなる
  • 部屋の片付けができない

「面倒になっただけ」と思われがちですが、認知症の初期症状として現れる場合があります。

⑤ 被害妄想が強くなる

認知症では、

  • 「財布を盗まれた」
  • 「誰かが家に入った」
  • 「悪口を言われている」

など、不安や思い込みが強くなることがあります。

これは、物を置いたこと自体を忘れてしまい、“誰かが取った”と感じてしまうためです。

強く否定すると、かえって不安を強めてしまうこともあります。

「物忘れ」以外の変化にも注意

認知症は、“記憶の病気”というイメージが強いですが、実際には、

  • 感情
  • 性格
  • 生活習慣
  • 行動

など、さまざまな部分に変化が現れます。

そのため、

「最近なんだか別人みたい」
「前とは違う」

そんな違和感が続く場合は、早めの相談が大切です。

認知症以外が原因の場合もある

似た症状でも、

  • うつ病
  • 睡眠不足
  • 脱水
  • 薬の副作用
  • 栄養不足

などが関係していることもあります。

自己判断せず、気になる変化が続く場合は医療機関へ相談しましょう。

まとめ

認知症の始まりでは、“物忘れ”より先に意外な症状が現れることがあります。

  • 怒りっぽくなる
  • 人付き合いを避ける
  • お金管理が変わる
  • 身だしなみが乱れる
  • 被害妄想が強くなる

こうした変化は、ご本人よりもご家族が先に気づくことが少なくありません。

「歳のせいかな」で終わらせず、違和感が続く場合は早めに相談することが安心につながります。

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