寝たきりの人の気持ちとは?寂しさ・不安と家族にできる接し方
寝たきりになった親に話しかけても、返事が少ない。以前より笑顔が減った。そんな姿を見て、「何を考えているのだろう」「毎日寂しい思いをしているのでは」と心配になるご家族も多いのではないでしょうか。
寝たきりになっても、寂しさや不安、喜びなど、さまざまな感情を抱くことがあります。今回は、寝たきりの人の気持ちと、家族にできる接し方を紹介します。
寝たきりの人はどんな気持ち?
1.自分でできないもどかしさ
これまで自分でできていた着替えやトイレ、外出などが難しくなると、もどかしさや自信の喪失を感じることがあります。介助が必要になっても、自分でできることや、自分で選べることを大切にしましょう。
2.家族に迷惑をかけているという不安
「家族に負担をかけて申し訳ない」と遠慮してしまう人もいます。「一緒に過ごせてうれしいよ」「何かあったら言ってね」など、安心できる言葉をかけてみましょう。無理に気持ちを聞き出さず、本人のペースを尊重することも大切です。
3.人と会えない寂しさ
外出や友人との交流が減ると、孤独を感じることがあります。一方で、静かに過ごすことを好む人もいます。会話や面会、好きなテレビ番組など、本人に合った楽しみや人とのつながりを見つけましょう。
寝たきりの人が喜ぶこと・楽しめること
- 好きな音楽や懐かしい歌を一緒に聴く
- 昔の写真を見ながら思い出話をする
- 家族や友人とゆっくり会話する
- 窓から見える景色や季節の花を楽しむ
- 本人の好みに合った食事やおやつを楽しむ
特別なことをしなくても、何気ない会話や一緒に過ごす時間が心の支えになることがあります。ただし、音や触れ合いを負担に感じる人もいるため、本人の反応を確かめながら楽しみを探しましょう。
家族が心がけたい接し方
大切なのは、本人の気持ちを決めつけないことです。返事が少なくても、話を聞いていないとは限りません。穏やかに話しかけ、返事を急かさずに待ちましょう。
また、介助が必要になっても、一人の大人として尊重することが大切です。服や食事、過ごし方など、選べることは本人に尋ね、自分で決められる機会をつくりましょう。
家族だけで介護を抱え込む必要もありません。訪問介護やデイサービスなどを利用して休息を確保し、自宅での生活が難しくなった場合は、老人ホームなどの高齢者施設も選択肢として考えてみましょう。
よくある質問
Q.寝たきりの人は毎日つらいのでしょうか?
A.体の自由が制限されて不安やもどかしさを感じる人もいれば、安心できる環境で穏やかに過ごす人もいます。本人の体調や表情を見ながら、気持ちに寄り添いましょう。
Q.話しかけても反応がない場合は?
A.疲労や聴力の低下など、さまざまな理由が考えられます。返事を無理に求めず、ゆっくり話しかけましょう。急に反応が乏しくなった場合は、速やかに医療機関へ相談してください。
まとめ
寝たきりになっても、その人らしい楽しみや喜びは失われるわけではありません。本人の気持ちを決めつけず、小さな希望や楽しみを大切にしましょう。
介護の負担が大きいときは、周囲の支援を頼ることも必要です。本人と家族の双方が安心して暮らせる方法を考えていきましょう。
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