あなたのフェリチン値は大丈夫?元気が出ない理由がフェリチン値低下だった
「しっかり寝ているのに疲れが取れない」
「やる気が出ない」
「階段を上るだけで息切れする」
年齢のせいかなと思っていても、実はフェリチン値の低下が関係していることがあります。
健康診断で貧血を指摘されていなくても、体の中の鉄分が不足している「かくれ鉄欠乏」の状態になっている方は少なくありません。
今回は、あまり知られていないフェリチン値について分かりやすく解説します。
- フェリチンとは何か
- フェリチン値が低くなる原因
- どのような症状が現れるのか
- 改善のためにできること
フェリチンとは?
フェリチンとは、体内で鉄を貯蔵しているタンパク質です。
よく血液検査で調べるヘモグロビンは、現在使われている鉄の状態を示していますが、フェリチンは「貯金している鉄の量」と考えると分かりやすいでしょう。
ヘモグロビンが正常でも、フェリチンが低い状態になることがあります。
つまり、表面的には貧血ではなくても、体内の鉄の備蓄が不足しているケースがあるのです。
フェリチン値が低いとどんな症状が出る?
フェリチン値が低下すると、次のような症状が現れることがあります。
- 疲れやすい
- 朝からだるい
- 集中力が続かない
- 頭がぼんやりする
- 息切れしやすい
- めまいがする
- 動悸がする
- 爪が割れやすい
- 髪の毛が抜けやすい
「歳だから仕方ない」と思っていた不調の原因が、実は鉄不足だったということもあります。
高齢者でもフェリチン不足は起こる
フェリチン不足は若い女性だけの問題ではありません。
高齢者でも、
- 食事量の低下
- 偏った食生活
- 胃腸の吸収力低下
- 慢性的な出血
- 持病の影響
などによって鉄不足になることがあります。
特に食が細くなった高齢者では、必要な栄養素が不足しやすいため注意が必要です。
こんな症状は見逃さないで
次のような変化が続いている場合は、一度医療機関で相談してみましょう。
- 十分寝ても疲れが取れない
- 以前より外出がおっくうになった
- 階段や坂道がつらい
- 集中力が続かない
- 顔色が悪いと言われる
- めまいや立ちくらみが増えた
これらの症状は加齢だけでなく、鉄不足が関係している可能性もあります。
フェリチン値はどうやって調べる?
フェリチン値は血液検査で確認できます。
ただし、一般的な健康診断ではフェリチン検査が含まれていないこともあります。
疲労感や貧血症状が気になる場合は、医師に相談しフェリチン検査が必要か確認してみましょう。
なお、フェリチン値の基準範囲は検査機関によって異なるため、結果の解釈は医師に相談することが大切です。
改善のためにできること
フェリチン値の低下が確認された場合は、原因に応じた治療や食事の見直しが行われます。
鉄分を多く含む食品としては、
- 赤身の肉
- レバー
- かつお
- まぐろ
- あさり
- 小松菜
- 大豆製品
などがあります。
また、ビタミンCを含む食品と一緒に摂ることで鉄の吸収を助けるといわれています。
ただし、自己判断で鉄剤やサプリメントを大量に摂取するのは避けましょう。
鉄過剰になると健康に悪影響を及ぼすこともあります。
認知症やフレイルとの関係にも注目
高齢者の場合、慢性的な疲労や活動量の低下はフレイル(虚弱)の進行につながることがあります。
元気がなくなり、外出や交流が減ることで生活の質が低下してしまうケースも少なくありません。
最近なんとなく元気がない、以前より活動量が減ったという場合には、栄養状態を見直すことも大切です。
まとめ
疲れやすさやだるさは年齢のせいだと思われがちですが、フェリチン値の低下が関係している場合があります。
特に高齢者では、食事量の低下や栄養不足によって鉄不足が進行することもあります。
原因が分からない疲労感や息切れが続く場合は、一度医療機関で相談してみることをおすすめします。
体の中の「鉄の貯金」を知ることが、元気な毎日を取り戻すきっかけになるかもしれません。
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