『親の財産をどう使うか』で家族がもめた話

「親の財産をどう使うか」で家族がもめた話

公開日:2025年8月11日

「親のために」と言いながら…

「親の財産は親のために使うべき」──この言葉、一見正しいように聞こえます。しかし、実際にはそれぞれの立場や思いが絡み合い、家族間でも意見が分かれることがよくあります。

今回は、あるご家庭で実際に起こった「親の財産」を巡るトラブルの話をご紹介します。きっかけは、小さなすれ違いからでした。

兄弟間で意見が対立

Aさん(長女)は、自宅で介護を続ける母のために、浴室のリフォームを検討していました。「この家で最後まで過ごしたい」という母の希望を叶えるため、バリアフリー化や手すりの設置などを提案。しかし、それには数百万円の費用がかかります。

一方、遠方に住む弟は「そんなお金を使うなら、施設に入った方が合理的」と主張。母の預貯金を大きく減らすことに不安を抱いていました。

話し合いが感情のぶつかり合いに

本来は「母のため」に考えていたはずが、話し合いが進むにつれ、「自分ばかりが介護している」「あなたは口だけで何もしない」と、お互いに感情が高ぶり、言い争いに。

結局、話し合いはまとまらず、母も困惑する事態に…。第三者(ケアマネジャーや福祉専門家)に相談し、ようやく冷静に話し合う場が持たれました。

財産を「誰のためにどう使うか」を考える

高齢の親の財産は、親自身の生活を守るためにあります。しかし、実際に介護をしている家族と、離れて暮らす家族では、考え方やお金の使い方に対する温度差があるのも現実。

大切なのは、「親の意思」を中心に据えて、家族全員でオープンに話し合うこと。そして、専門家の助言も受けながら、感情ではなく事実に基づいて判断する姿勢が求められます。

◆ まとめ

  • 親の財産をめぐるトラブルは「気持ちのズレ」から起きやすい
  • 親の意思を尊重することが、家族間の衝突を防ぐ鍵
  • 話し合いには専門家の助言を取り入れることも大切

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