認知症の親を一人にして大丈夫?家族が確認したい7つのこと

「親が認知症かもしれないけれど、一人暮らしを続けても大丈夫?」と心配するご家族は少なくありません。
認知症の初期には普段通りの生活ができることもありますが、少しずつ日常生活に困りごとが増える場合があります。
この記事では、認知症の親が一人暮らしを続ける前に、家族が確認しておきたい7つのポイントを紹介します。

認知症でも一人暮らしはできる?

認知症と診断されたからといって、すぐに一人暮らしができなくなるわけではありません。
認知症の進行や症状、本人の生活環境によって、一人でできることは異なります。

一方で、これまで問題なくできていたことが難しくなり、事故やトラブルにつながるケースもあります。
「一人で暮らせるか」ではなく、安全に生活を続けられる状態かという視点で確認することが大切です。

家族が確認したい7つのこと

① 食事をきちんと取れている?

食事を作ることが難しくなったり、食べたことを忘れて何度も食事をしたりすることがあります。冷蔵庫の中身や食事の状況も確認してみましょう。

② 薬を正しく飲めている?

薬の飲み忘れや、反対に何度も飲んでしまうことがないか確認しましょう。服薬管理が難しくなった場合は、医療機関や介護サービスへの相談も必要です。

③ 火の始末はできている?

コンロの消し忘れなどは、火災につながる可能性があります。調理中の様子や、火の管理に変化がないか確認しておきましょう。

④ お金の管理はできている?

支払いを忘れる、同じものを何度も購入する、知らない請求が増えるなどの変化がないか確認しましょう。

⑤ 外出や道順に問題はない?

慣れた場所で迷う、帰宅できなくなるといったことが増えていないか確認しましょう。外出の頻度や行き先にも変化がないか見ておくと安心です。

⑥ 家の中で安全に過ごせている?

転倒しそうな場所がないか、室内が極端に散らかっていないか、電化製品を安全に使えているかなども確認しましょう。

⑦ 本人が不安を感じていない?

「一人でいるのが怖い」「何をしていいか分からない」など、本人が不安を感じていないかも大切です。本人の気持ちを聞きながら生活環境を考えましょう。

一人暮らしが難しくなってきたサイン

次のような変化が増えてきた場合は、家族だけで抱え込まず、介護サービスや専門機関への相談を検討しましょう。

  • 転倒や火の消し忘れなどの事故が増えた
  • 薬の管理が難しくなった
  • 食事を十分に取れなくなった
  • お金のトラブルが増えた
  • 道に迷うことが増えた
  • 家族の訪問だけでは生活を支えるのが難しくなった

老人ホームだけが選択肢ではありません

一人暮らしが心配になった場合、すぐに老人ホームへ入居しなければならないわけではありません。

訪問介護やデイサービスなどの介護サービスを利用しながら、自宅での生活を続ける方法もあります。
一方で、介護する家族の負担が大きくなった場合や、安全面に不安がある場合には、高齢者施設や老人ホームへの住み替えを検討することも選択肢になります。

大切なのは、本人の希望と安全、そして家族が無理なく支えられるかを一緒に考えることです。

よくある質問

Q. 認知症になったら一人暮らしはできませんか?

認知症と診断されたからといって、すぐに一人暮らしができなくなるわけではありません。症状や生活環境を確認し、安全に暮らせるかを考えることが大切です。

Q. 遠方に住んでいる親が心配です。どうすればいい?

まずは地域包括支援センターなどに相談し、利用できる介護サービスを確認しましょう。家族だけで定期的に見守ることが難しい場合は、専門サービスを組み合わせる方法もあります。

Q. いつ老人ホームを検討すればいいですか?

一人暮らしでの安全が難しくなったときや、家族だけで支えることが難しくなったときは検討するタイミングの一つです。すぐに入居しなくても、早めに情報収集しておくと安心です。

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親のこれからの暮らしを一緒に考えませんか?

「まだ一人暮らしはできているけれど、将来が心配」「家族だけで支えるのが難しくなってきた」など、親の暮らしについて悩むタイミングはさまざまです。

老人ホームや高齢者施設は、必要になってから慌てて探すのではなく、早めに情報収集しておくこともできます。本人と家族に合った選択肢を考えてみましょう。

※認知症の症状や生活状況には個人差があります。安全面などで気になることがある場合は、医療機関や地域包括支援センターなどの専門機関へご相談ください。