認知症で同じ話を繰り返すのはなぜ?家族の対応方法

認知症で同じ話を繰り返すのはなぜ?

「さっきも同じ話を聞いたのに、また話している……」
認知症の家族と過ごしていると、同じ質問や話を何度も繰り返されることがあります。

家族としては「どうして何度も同じことを言うの?」と戸惑ってしまいますが、本人にとっては毎回が初めての会話になっている場合があります。

なぜ同じ話を繰り返すの?

認知症では、新しく聞いたことや話したことを覚えておく「記憶」が低下することがあります。
そのため、本人は「さっき話した」ということを覚えていないまま、同じ話を繰り返すことがあります。

🌿 「わざと繰り返している」わけではありません
本人には同じ話を何度もしているという自覚がないことがあります。
また、話すこと自体が安心につながっていたり、不安や寂しさを紛らわせるために会話を求めている場合もあります。

家族はどう対応すればいい?

① 何度も訂正しようとしない

「それ、さっきも聞いたよ」「何回言えばわかるの?」と毎回訂正すると、本人が不安になったり、家族との関係がぎくしゃくしたりすることがあります。

② まずは話を受け止める

同じ内容でも、「そうだったんですね」「それは楽しみですね」など、一度気持ちを受け止めてみましょう。
毎回長く対応する必要はありません。短い返事でも安心につながることがあります。

③ 別の話題や活動に切り替える

何度も同じ話が続くときは、「お茶を飲みませんか?」「この写真を見てみましょう」など、自然に別のことへ誘ってみるのも方法です。

こんな声かけを意識しましょう

❌「その話、さっきもしたでしょう」
❌「何回同じことを言うの?」
❌「もう聞いたから」

⭕「そうなんですね」
⭕「それは大変でしたね」
⭕「教えてくれてありがとう」

家族が疲れてしまったときは

同じ話を何度も聞くことは、家族にとって大きな負担になることがあります。
「優しく対応しなければ」と頑張りすぎる必要はありません。

デイサービスなどの介護サービスを利用したり、ケアマネジャーに相談したりすることで、家族が本人と少し離れて過ごす時間をつくることも大切です。

🌿 よくあるQ&A

Q. 同じ質問を何度もされるとイライラしてしまいます。

A. 家族が疲れてしまうのは自然なことです。すべてに丁寧に答え続ける必要はありません。介護サービスや周囲の協力を利用し、家族の負担を減らしましょう。

Q. 同じ話をするたびに訂正したほうがいいですか?

A. 毎回訂正する必要はありません。本人が不安そうな場合は、まず気持ちを受け止めることを意識してみましょう。

Q. 急に同じ話を繰り返すようになった場合は?

A. 認知症の症状だけでなく、体調不良や環境の変化などが影響している場合もあります。急な変化が気になるときは、医療機関や介護の専門職に相談しましょう。

無料相談のご案内

認知症が進行し、ご家族だけでの見守りや介護が難しくなってきた場合には、老人ホームなど高齢者施設への入居を検討することもできます。

認知症への対応や介護・医療体制は高齢者施設によって異なります。
「認知症に対応できる施設を探したい」「家族だけでの介護が難しくなってきた」という方は、お気軽にご相談ください。

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