親子で入れる老人ホームは実際にある?相談前に知りたい基礎知識
「親と同じ老人ホームに入れたら安心なのに……」
そんなふうに考えたことはありませんか?
一人暮らしの親が心配だったり、自分自身も将来の暮らしを考え始めたりすると、
「親子で同じ老人ホームに入る」という選択肢が気になることがあります。
実際に、親子で入居できる老人ホームや高齢者向け住宅はあります。
ただし、どの施設でも親子で入れるわけではなく、入居条件や居室のタイプによって対応が異なります。
この記事では、老人ホームへの相談前に知っておきたい、親子入居の基本を分かりやすく解説します。
親子で入れる老人ホームは実際にある?
結論からいうと、親子で入居できる老人ホームはあります。
ただし、親子で入居できるかどうかは、施設の種類や入居条件、居室の広さなどによって異なります。
特に大切なのは、「親子で同じ部屋に入る」のか、「同じ施設の別々の部屋に入る」のかを分けて考えることです。
🌿 親子入居にはこんな形があります
- 親子で同じ居室に入居する
- 同じ老人ホームの別々の居室に入居する
- 同じ建物内で、それぞれ異なるタイプの居室に入居する
- 親は介護が必要な施設、子は自立向けの住まいを選ぶ
親子で入居する主な3つの方法
① 二人部屋・2人用の居室に入る
老人ホームの中には、2人で暮らせる居室を用意している施設があります。
夫婦での入居を想定した居室が中心ですが、施設によっては親子での入居に対応している場合もあります。
ただし、2人用の居室は数が限られていることもあります。
また、親子それぞれの入居条件や費用について確認が必要です。
② 同じ老人ホームの別々の部屋に入る
親子入居では、「同じ施設の別室」という暮らし方もあります。
親は介護を受けながら生活し、子どもは自分の居室で生活するなど、それぞれの状況に合わせた暮らし方ができます。
食事やイベントの時間に顔を合わせたり、必要なときにお互いの様子を確認したりできるのもメリットです。
「親と一緒に暮らしたいけれど、同じ部屋では少し窮屈……」という場合は、別室での入居も選択肢になります。
③ サービス付き高齢者向け住宅を検討する
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)も、親子での入居を考える際の選択肢の一つです。
サ高住は高齢者向けの住まいとして、安否確認や生活相談などのサービスが提供されています。
ただし、入居条件や同居の可否、介護サービスの利用方法などは住宅によって異なるため、個別の確認が必要です。
親子で入居するときに確認したい5つのこと
① 親子それぞれの入居条件
親には介護が必要でも、子どもは元気というケースもあります。
その場合、親子2人とも同じ施設の入居条件を満たすのか確認しましょう。
② 2人分の費用
親子で入居する場合、入居時費用や家賃・管理費、食費などがそれぞれに必要になることがあります。
「2人で月々いくらかかるのか」まで計算しておくことが大切です。
③ 将来、介護が必要になった場合
今は元気な親子でも、将来的に介護が必要になる可能性があります。
介護度が高くなった場合も住み続けられるのか、住み替えが必要になるのかを確認しておきましょう。
④ 認知症への対応
親に認知症がある場合は、現在の症状だけでなく、今後の進行も考えて施設を選ぶことが重要です。
認知症の方を受け入れているか、どのような見守りやケアを行っているかを確認しましょう。
⑤ 親子それぞれの生活を尊重できるか
「親子だから同じ生活をする」と決める必要はありません。
別々の居室で過ごしながら、必要なときに支え合うという距離感も大切です。
親子入居は「一緒に暮らす」だけが答えではない
親子で老人ホームに入るというと、「2人で同じ部屋に住む」イメージを持つ方もいるかもしれません。
しかし実際には、同じ施設の中で、それぞれの居室を持って暮らすという方法もあります。
親の安心と子どもの生活、その両方を大切にするためには、親子にとって無理のない距離感を考えることがポイントです。
まずは「親子でどんな暮らしをしたいか」を整理してみましょう
親子で入れる老人ホームを探すときは、最初から施設名を探すよりも、
「同じ部屋がいいのか、別室がいいのか」「親にはどの程度の介護が必要なのか」「予算はいくらなのか」を整理しておくと、相談がスムーズです。
親子での入居を考え始めたら、まだ入居時期が決まっていなくても、早めに情報収集を始めておくと安心です。

