認知症は何歳から?発症しやすい年齢と家族が気づきたいサイン
「認知症は何歳から発症するの?」「高齢になったら誰でも認知症になるの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
認知症は高齢者に多い病気ですが、65歳未満で発症するケースもあります。
この記事では、認知症が発症しやすい年齢や、家族が気づきたい変化について分かりやすく解説します。
認知症は何歳から発症する?
認知症は、特定の年齢になったら必ず発症するものではありません。
ただし、年齢が上がるにつれて認知症の人の割合は高くなります。
政府広報によると、2022年時点で65歳以上の高齢者では、認知症の人は約443万人、人口の12.3%と推計されています。
「高齢になったら必ず認知症になる」というわけではありません
認知症になる可能性は年齢とともに高まりますが、発症にはさまざまな要因が関係します。年齢だけで判断することはできません。
65歳未満でも認知症になることがあります
65歳未満で発症する認知症は、一般に「若年性認知症」と呼ばれています。
政府広報では、若年性認知症の発症年齢は平均54歳とされています。働き盛りの年代で発症することもあるため、仕事や家計、家庭生活など、高齢者の認知症とは異なる悩みにつながることがあります。
「まだ若いから認知症ではない」と決めつけず、以前と明らかに違う変化が続いている場合は、医療機関などに相談することが大切です。
家族が気づきたい認知症のサイン
認知症の初期には、単なる物忘れと思ってしまうような小さな変化から始まることがあります。
- 同じことを何度も聞くようになった
- 最近の出来事を忘れることが増えた
- 財布や鍵などを頻繁に探すようになった
- お金の管理や買い物が難しくなった
- 料理や家事の手順が分からなくなることがある
- 慣れた場所でも道に迷うようになった
- 以前より怒りっぽくなった
- 外出や人との交流を避けるようになった
- 身だしなみや生活習慣に変化が出てきた
こうした変化が一つあるだけで認知症と判断できるわけではありません。
しかし、複数の変化が重なっている場合や、日常生活に支障が出ている場合は、家族だけで判断せず専門機関に相談してみましょう。
「年齢のせい」と決めつけないことが大切
高齢の親に物忘れが増えると、「年齢だから仕方ない」と考えてしまうことがあります。
もちろん、加齢による物忘れは誰にでも起こります。一方で、認知症では物忘れだけでなく、判断力や時間・場所の認識、生活習慣などにも変化が見られることがあります。
気になる変化が続いているなら、早めに相談してみましょう。厚生労働省も、認知症が疑われる症状に気づいた場合の相談先として、かかりつけ医や地域包括支援センター、認知症疾患医療センターなどを案内しています。
よくある質問
Q. 認知症は80歳や90歳になると必ず発症しますか?
いいえ。年齢が高くなるほど認知症の割合は高くなりますが、すべての人が認知症になるわけではありません。
Q. 60歳でも認知症になることはありますか?
あります。65歳未満で発症した場合は若年性認知症と呼ばれます。「まだ若いから大丈夫」と自己判断せず、気になる変化があれば相談しましょう。
Q. 認知症かもしれない親に老人ホームを勧めるべきですか?
すぐに入居を決める必要はありません。まずは医療機関などに相談し、現在の生活で困っていることや介護の必要性を整理しましょう。そのうえで、将来に備えて高齢者施設について情報収集しておくと安心です。
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将来の暮らしについても早めに考えておきましょう
認知症の症状が進んだ場合、「今の自宅で暮らし続けられる?」「介護する家族の負担は大丈夫?」と悩むこともあります。
老人ホームや高齢者施設は、必要になってから探すだけでなく、元気なうちから情報収集しておくこともできます。施設の種類や費用、認知症への対応などを知っておくだけでも、将来の選択肢が広がります。
※認知症の症状や進行には個人差があります。気になる変化がある場合は、自己判断せず医療機関や地域包括支援センターなどにご相談ください。

