「親のため」と言いながら、自分の不安を優先していた私

「親のため」と言いながら、自分の不安を優先していた私

「親のために、最善の選択をしている」
そう信じて疑わなかった私。でも、ある日ふと気づいたんです。
本当に親のことを考えていたのか?
それとも、自分が安心したいだけだったのか?

この記事では、私が老人ホームを検討する中でぶつかった「心の矛盾」と、そこから気づいたことをお話しします。

「家で暮らすのはもう限界」と感じていた日々

母は認知症の初期と診断されて数年。
一人暮らしはできていたけれど、時々ガスの元栓を閉め忘れたり、物忘れも増えてきて…。
「このままでは危ない」と、私の心には焦りと不安が積み重なっていました。

「親のために安全な場所を」と、施設入居を真剣に考えるようになったのですが、母はまだ「自分でできる」と思っている様子。
話しても反発されて、私のほうがイライラしてしまうこともありました。

「親のため」って、本当にそうだった?

ある日、ケアマネジャーさんに言われたんです。
「お母様の“できること”を、きちんと見てあげてますか?」

ドキッとしました。
私が見ていたのは、母の「できなくなってきた部分」ばかり。
それは、自分の不安を解消することばかりに意識が向いていた証拠だったのかもしれません。

母の本音を、やっと聞けた瞬間

その後、私は母と正直に話してみました。
「私は、不安でいっぱいだった。だから、早く何か決めたかった」
すると母は、こう言いました。

「私のことを心配してくれてたのね。でも、私も“できること”をもう少し頑張ってみたいの」

初めて、親子として本音で向き合えた気がしました。

「親のため」とは、“待つ勇気”でもある

私は「守ること=すぐに行動すること」だと思っていました。
でも、それが相手の尊厳や意志を置き去りにしていたと気づいたんです。

本当に親のためを思うなら、不安と上手に付き合いながら、相手の声に耳を傾けることも大切。
そして、そのうえで支援の方法を一緒に考えていくことが、信頼につながっていくのだと学びました。

まとめ|不安を受け入れた先に見えたもの

「親のために」と思っていた私の行動は、実は自分の不安から逃れたい一心だったこと。
でも、それに気づけたことで、親子関係にも変化が生まれました。

介護や施設選びは、心の揺れがつきものです。
だからこそ、「自分の気持ち」にも「親の気持ち」にも、丁寧に向き合っていくことが何より大切なのかもしれません。

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