転びやすくなる理由|レビー小体型認知症とパーキンソン症状

「最近、よくつまずくようになった」
「歩き方が小刻みで不安定に見える」

レビー小体型認知症(DLB)では、
物忘れより先に“体の動きの変化”が目立つことがあります。
特に多いのが 転倒(ころび)やすさ です。

この記事では、
✔ なぜレビー小体型認知症で転びやすくなるのか
✔ 関係の深い「パーキンソン症状」とは何か
✔ 家庭でできる転倒予防のポイント

を、分かりやすく解説します。


🌿 レビー小体型認知症とは?

レビー小体型認知症は、
脳に「レビー小体」という異常なたんぱく質がたまることで起こる認知症です。

特徴として、

  • 認知機能の波が大きい

  • 幻視が出やすい

  • パーキンソン症状(動きの症状)が現れやすい

といった点があります。


🌿 パーキンソン症状とは?

パーキンソン症状とは、
体の動きをスムーズに調整する脳の働きが低下することで起こる症状です。

レビー小体型認知症では、
パーキンソン病と似た症状がよく見られます。


🌿 転びやすくなる主な理由

① 歩幅が小さくなる(すり足歩行) 👣

  • 足が前に出にくい

  • 歩幅が自然と狭くなる

  • 床をすりながら歩く

このため、
わずかな段差やカーペットの端でもつまずきやすくなります。


② 動き出しが遅くなる 🚶‍♂️

  • 立ち上がろうとしてもすぐに動けない

  • 最初の一歩が出にくい

これを 「すくみ足」 と呼び、
転倒の大きな原因になります。


③ 体のバランスを保ちにくくなる ⚖️

  • 体が前後左右にふらつく

  • 立ち直る力が弱くなる

転びそうになったとき、
とっさに体を支えられないため、
そのまま転倒につながりやすくなります。


④ 姿勢が前かがみになる 🧍‍♂️

  • 背中が丸くなる

  • 重心が前に傾く

この姿勢では、
少しの加速でも前につんのめりやすい状態になります。


⑤ 血圧の変動(起立性低血圧) 🩺

レビー小体型認知症では、
立ち上がったときに 急に血圧が下がる ことがあります。

  • 立ちくらみ

  • 目の前が暗くなる

  • ふらっとする

これも転倒の大きな要因です。


🌿 薬の影響にも注意が必要

  • パーキンソン症状の薬

  • 睡眠薬・抗不安薬

これらの薬は、
ふらつきや眠気を強めることがあります。

「薬を飲み始めてから転びやすくなった」場合は、
必ず医師に相談しましょう。


🌿 家庭でできる転倒予防のポイント

✔ 住環境を整える

  • 床に物を置かない

  • マットやコードを減らす

  • 手すりを設置する

✔ 動作を急がせない

  • 立ち上がる前に一呼吸

  • 声かけは「ゆっくりで大丈夫」

✔ 靴・服装を見直す

  • 滑りにくい靴

  • 裾の長すぎないズボン

✔ 一人で無理をさせない

  • 特に夜間・トイレ移動は注意

  • 見守り体制を考える


🌿 転倒は「性格」や「不注意」ではありません

レビー小体型認知症の転倒は、
本人の努力や注意不足ではなく、病気による症状です。

責めたり、叱ったりすることは、
不安や混乱を強めてしまいます。


🌿 安全な暮らしを続けるために

在宅での生活が難しくなってきた場合、

  • 見守り

  • バリアフリー

  • 医療との連携

が整った環境を考えることも大切です。


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