認知症ケア 認知症でも残っている感情の力

認知症になると、
「何も分からなくなってしまう」
そんなイメージを持たれがちです。

でも実際には、
記憶や言葉が失われても、感情は最後まで残りやすい
ことが分かっています。

今日は、認知症ケアにおいてとても大切な
「感情の力」についてお話しします。


認知症でも「感じる力」は残っています

・嬉しい
・安心する
・悲しい
・怖い

これらの感情は、
言葉で説明できなくなっても、心の中に残ります。

たとえば――
何をされたかは忘れてしまっても、
「優しくされた」「嫌な思いをした」
という感覚は残り続けることがあります。

だからこそ認知症ケアでは、
正しい言葉より、どう接したかがとても大切になります。


感情は「行動」として表れる

認知症の方の行動に、
こんな場面はありませんか?

・急に怒りっぽくなる
・不安そうに落ち着かなくなる
・拒否が強くなる

それは、
感情を言葉で伝えられない代わりに、行動で表している
可能性があります。

「なぜこんな行動をするの?」と考えるより、
「どんな気持ちなのだろう?」
と想像することが、ケアの第一歩です。

✔ 視点を変えてみる
・怒っている → 不安や怖さがあるのかもしれない
・拒否する → 分からなくて混乱しているのかもしれない

感情を大切にする声かけ・関わり方

認知症ケアで意識したいのは、
正解を伝えることではなく、気持ちに寄り添うこと

たとえば、
間違った話をしていても、

❌「それは違うでしょ」
⭕「そう思ったんだね」

予定を忘れてしまっても、

❌「さっき言ったでしょ」
⭕「一緒に確認しようか」

こうした関わりは、
安心感を積み重ねていくケアにつながります。


感情を尊重することは、生活の質を守ること

感情を大切にされると、
人は自然と表情がやわらぎます。

それは認知症があっても同じです。

家庭でも、老人ホームでも、
「どう感じながら過ごせるか」は、生活の質に直結します。

特に老人ホーム選びでは、
認知症の方の入居・対応がどう行われているか
を確認することがとても重要です。

・認知症ケアの考え方
・スタッフの声かけや関わり方
・不安や混乱への対応

こうした点が、
感情を大切にしたケアにつながります。


「分かってもらえた」という感覚は残ります

認知症ケアで大切なのは、
理解させることではなく、理解しようとすること

「この人は自分を大切にしてくれる」
「ここは安心できる場所」

その感覚は、
言葉や記憶が薄れても、心に残ります。

それが、
認知症でも残っている感情の力です。


ひとりで抱え込まないでください

認知症ケアに、
完璧な正解はありません。

「この関わり方でいいのか不安」
「在宅と施設、どちらが合っているのか悩んでいる」

そんな時は、
無料相談を活用してください。

ご本人の状態やお気持ちを大切にしながら、
認知症の方の入居・対応も含めて、一緒に考えます。