認知症ケア │ 混乱しているときに安心を与える言葉
認知症の方が突然、不安そうな表情になったり、
「ここはどこ?」「どうしてこうなったの?」と混乱することがあります。
その姿を前にすると、
何を言えばいいのか分からなくなる方も多いのではないでしょうか。
実は、そんなときに大切なのは
正しい説明よりも、安心できる言葉です。
混乱しているとき、本人の中で起きていること
認知症の混乱は、
「わからない」こと自体が怖くなっている状態です。
- 記憶がつながらない
- 状況を理解できない
- 周囲の言葉が責められているように聞こえる
そのため、
説明・説得・訂正は逆効果になることがあります。
まずは「安心」を最優先にする
混乱しているときに一番必要なのは、
「ここは安全だ」「ひとりじゃない」という感覚です。
言葉は短く、やさしく、落ち着いた声で。
安心を与える言葉の具体例
状況別に、使いやすい言葉をご紹介します。
✔ 不安そうにしているとき
- 「大丈夫ですよ」
- 「ここは安全ですよ」
- 「私がそばにいます」
✔ 混乱して質問を繰り返すとき
- 「今は落ち着いて休めば大丈夫です」
- 「心配しなくていいですよ」
- 「一緒にいましょう」
✔ 怒りや焦りが出ているとき
- 「驚かせてしまいましたね」
- 「不安でしたよね」
- 「ゆっくりで大丈夫ですよ」
共感 → 安心の順番を意識することがポイントです。
避けたい言葉・対応
つい言ってしまいがちですが、
次の言葉は混乱を強めることがあります。
- 「さっき言ったでしょ」
- 「違うよ、それは勘違い」
- 「なんで分からないの?」
正しさよりも、
安心できる空気づくりを優先しましょう。
言葉よりも大切なこと
実は、言葉以上に伝わるのが
- 表情
- 声のトーン
- そばにいる距離感
笑顔で、ゆっくり、目線を合わせるだけでも
混乱が和らぐことがあります。
介護するあなたへ
混乱している姿を見るのは、
とてもつらいものです。
「うまく声をかけられなかった…」と
自分を責めなくて大丈夫。
寄り添おうとする気持ちそのものが、
すでに大きなケアです。
ひとりで抱え込まないでください
在宅介護に限界を感じたり、
今後の選択肢に悩んだときは、
誰かに話すだけでも気持ちが整理されます。
介護や住まいについてのご相談は、
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