認知症の親にイライラしてしまう…介護する家族の心を守る方法
「何度も同じことを聞かれると、ついイライラしてしまう」
「優しく接したいのに、強い口調になってしまう」──。
認知症の親を介護していると、心に余裕がなくなることがあります。
そんな自分を責めてしまう方も少なくありません。今回は、介護する家族の心を守るために知っておきたい考え方と対策をご紹介します。
🌿 まず知っておきたいこと
介護中にイライラするのは、親を大切に思っていないからではありません。
疲れや不安、睡眠不足、介護の負担が重なっているサインかもしれません。
なぜ認知症の親にイライラしてしまうの?
介護する家族がイライラする背景には、さまざまな理由があります。
1.同じことを何度も繰り返す
何度説明しても忘れてしまうと、「さっきも話したのに」と疲れてしまいます。
しかし、本人はわざと繰り返しているとは限りません。
2.介護の負担が一人に集中している
食事や通院、排泄、見守りなどが続くと、自分の時間がなくなります。
睡眠不足や仕事との両立も、心の余裕を奪う原因になります。
3.以前の親との違いに戸惑う
以前はできていたことが難しくなったり、性格が変わったように感じたりすると、
家族も悲しさや戸惑いを抱えます。
介護する家族の心を守る5つの方法
すべてを完璧にこなそうとせず、できることから取り入れてみましょう。
① いったんその場を離れる
イライラが強くなったら、安全を確認したうえで別の部屋に移動し、深呼吸しましょう。
その場で無理に対応し続ける必要はありません。
② 正そうとしすぎない
記憶違いや勘違いをすべて訂正しようとすると、親子ともに疲れてしまいます。
危険がない場合は、まず気持ちを受け止めることも大切です。
③ 一人で抱え込まない
家族や友人、地域包括支援センター、ケアマネジャーなどに相談しましょう。
介護保険サービスの利用によって、負担を減らせる場合があります。
④ 自分の休息を予定に入れる
短い散歩や入浴、好きな音楽を聴く時間など、気持ちを切り替える時間を確保しましょう。
休むことは、介護を続けるために必要なことです。
⑤ できない日があっても自分を責めない
いつも優しく対応することは簡単ではありません。
うまくいかなかった日は、次の対応を考えるきっかけにすれば十分です。
⚠️ 強い怒りが続くときは
自分や親を傷つけてしまいそうなほど追い詰められている場合は、まず距離を取り、
周囲の人や専門機関に早めに相談してください。
介護を一人で続けることが難しいと感じたら、施設入居を含めた環境の見直しも選択肢です。
よくある質問(Q&A)
Q1.親にイライラする自分は冷たいのでしょうか?
いいえ。介護の疲れや負担によって、感情が強くなることはあります。
自分を責めるよりも、休息や相談先を確保することが大切です。
Q2.在宅介護が難しい場合はどうすればよいですか?
ケアマネジャーや地域包括支援センターに相談し、デイサービスやショートステイ、
高齢者施設などの利用を検討しましょう。認知症への対応や医療・介護体制は施設ごとに異なります。
関連記事
無料相談のご案内
認知症の親の介護に悩んでいる方や、ご家族の負担を減らすために老人ホームを検討している方は、
ぜひ専門の相談員にご相談ください。
ご本人の状態やご家族の希望を伺いながら、認知症の受け入れ体制や介護・医療サポートなどを確認し、
施設探しをお手伝いします。

