認知症の方のための ホワイトボードにそのまま書ける文例集

先日のブログでは、
認知症の親との会話に疲れてしまう理由と、
ホワイトボードメモが心を楽にしてくれる理由についてお話ししました。

「やってみたいけれど、何を書けばいいの?」
そんな声にお応えして、今回は
ホワイトボードにそのまま書いて使える文例集をご紹介します。

難しい準備はいりません。
小さな一言が、毎日の安心につながります。

🟢 毎日必ず書きたい「基本セット」

今日は 〇月〇日(〇曜日)です
今は 朝(昼/夜)です
ここは おうちです
安心してください
今日は 大丈夫な日です

🟢 予定・行動が分かる文例

今日は デイサービスの日です
10時ごろ 迎えが来ます
今日は 家でゆっくりします
出かけません
午後に おふろがあります
今日は 病院には行きません

※「行く」より「行かない」を書く方が
不安が減ることも多いです。


🟢 家族・人に関する文例

〇〇(娘/息子)は
夕方に 来ます
今日は 〇〇は 来ません
また 別の日に 来ます
〇〇さんは 味方です
安心してください

🟢 ごはん・生活リズムの文例

ごはんは 12時ごろ です
次の ごはんは 夕方です
もう ごはんは 食べました
大丈夫です
おくすりは もう 飲みました

🟢 不安・混乱が強いときの文例

心配しなくて 大丈夫です
ここに いて 大丈夫です
ひとりでは ありません
ちゃんと 見守っています

👉 正確さより「安心する言葉」を優先してください。


🟢 同じ質問をくり返すとき用の文例

気になることは
このボードを 見てください
ここに 書いてあります
だいじなことは
ここに あります

※家族も「何度も説明しない」ための
自分を守るメモでもあります。


🟢 夜・夕方の不安(夕暮れ症候群)向け

もう 夕方です
今日は もう 出かけません
今日は ここで 休みます
夜は ねる時間です
あしたに なったら
また 予定があります

🟢 施設・在宅どちらでも使える文例

今日は 〇〇さんが
お世話を します
わからない時は
聞いて だいじょうぶです
ゆっくりで だいじょうぶです

🌿 書き方のコツ(とても大切)

  • 1文は 15文字以内

  • ひらがな多め・漢字は最小限

  • 黒 or 濃い青で 太く大きく

  • 1日1回、家族が一緒に読み上げる

👉 「読ませる」より
👉 「一緒に確認する」 が効果的です。


🌿 それでも大変だと感じたら

ホワイトボードはとても助けになりますが、
それでも

  • 夜間対応がつらい

  • 何度も同じ対応をするのが限界

  • 気持ちに余裕がなくなってきた

と感じたら、一人で抱え込まなくて大丈夫です。

認知症対応の老人ホームでは、
こうした「見える安心」を日常的に取り入れたケアが行われています。

▶︎ 【認知症に配慮した老人ホームの相談はこちら】