親が認知症で「盗み癖」が出てしまって困っている

「親が他人の物を持ってきてしまう」「家族の物を隠してしまう」など、認知症の親の行動に悩んでいませんか?

認知症の進行に伴い、物を集めたり、隠したり、他人の持ち物を自分の物だと思って持ってきてしまうことがあります。ただし、こうした行動をすべて「盗み癖」と決めつけるのは避けましょう。記憶違いや不安、物を失ったと思い込む気持ちなど、さまざまな理由が考えられます。

認知症の親への対応を考える家族

認知症の「盗み癖」に悩んだときの対応

🌿 1.本人を責めず、落ち着いて対応する

「盗んだでしょう」「返して」と強く叱ると、本人の不安や混乱が大きくなる場合があります。まずは穏やかに話しかけ、本人の気持ちを受け止めましょう。

🌿 2.一緒に探す姿勢を見せる

「なくなって心配ですね。一緒に探してみましょう」と声をかけます。本人が物を隠した場合も、無理に問い詰めず、自然な会話の中で確認することが大切です。

🌿 3.物の置き場所を決める

日常的に使う物は、いつも同じ場所に置くようにします。貴重品や重要書類は、本人の尊厳や安全に配慮しながら、家族が管理しやすい場所に保管しましょう。

🌿 4.行動のきっかけを考える

物を探している時間が増えた、不安そうにしている、退屈しているなど、行動の前後を観察してみましょう。安心できる声かけや、散歩・音楽・簡単な作業などで気持ちが落ち着くこともあります。

🌿 5.専門家に相談する

行動が頻繁に起こる場合や、急に症状が変化した場合は、主治医に相談しましょう。ケアマネジャーや地域包括支援センターに相談すると、家庭での対応方法や介護サービスについて助言を受けられます。

家族だけで抱え込まないことが大切

認知症の行動が続くと、家族も疲れやストレスを感じてしまいます。本人を責めるのではなく、行動の背景にある不安や困りごとを考えながら対応しましょう。

在宅介護が難しくなった場合は、認知症の受け入れ体制や職員配置、医療機関との連携などを確認しながら、高齢者施設への入居を検討する方法もあります。

よくある質問

Q.認知症の人が物を持ってきたら、すぐに返させるべき?

無理に取り上げたり、強く叱ったりせず、状況を確認しながら穏やかに対応しましょう。相手の持ち物であることが確認できた場合は、家族や職員と相談して返却方法を考えます。

Q.施設に入居すれば、この行動はなくなる?

必ずなくなるとは限りません。認知症への対応経験や見守り体制、本人に合った環境が整っているかを確認することが大切です。

関連記事

無料相談のご案内

認知症の親への対応や老人ホーム選びでお悩みの方は、専門の相談員にご相談ください。ご本人とご家族の状況に合わせて、施設選びをサポートいたします。