病院に行くべき?認知症でよくある症状まとめ
「最近、親の様子がおかしい気がする」
「物忘れが増えたけれど、年齢のせいなのか認知症なのかわからない」
そんな悩みを抱えるご家族は少なくありません。
認知症は早めに気づき、適切な診断や支援につなげることで、ご本人もご家族も安心して生活を続けやすくなります。
今回は、認知症でよく見られる症状と、病院受診を検討したいサインについてわかりやすくご紹介します。
認知症とは?
認知症とは、脳の病気や障害によって認知機能が低下し、日常生活に支障が出る状態をいいます。
単なる物忘れとは異なり、「記憶」「判断力」「理解力」「時間や場所の認識」などに影響が現れるのが特徴です。
認知症でよくある症状
① 同じ話を何度もする
認知症の初期によく見られる症状です。
話したこと自体を忘れてしまうため、短時間のうちに同じ質問や話を繰り返します。
例)
- 「今日何曜日?」を何度も聞く
- 同じ出来事を何回も話す
- 電話したことを忘れて再度電話する
② 物をなくしたと感じる
財布や鍵、通帳などの置き場所を忘れることがあります。
さらに症状が進むと、
- 誰かに盗まれたと思い込む
- 家族を疑う
- 探し物に時間を費やす
といった行動につながることもあります。
③ 日付や時間がわからなくなる
今日は何日なのか、今が朝なのか夕方なのかがわからなくなることがあります。
- 約束の日を間違える
- 病院の予約日に行けない
- 季節感がなくなる
このような変化も認知症のサインの一つです。
④ 料理や家事が難しくなる
長年続けてきた家事でも手順がわからなくなることがあります。
- 味付けが極端に変わる
- ガスの火を消し忘れる
- 洗濯物を片付けられない
- 買い物で同じ物ばかり買う
これらは判断力や段取りを考える力の低下によって起こります。
⑤ お金の管理ができなくなる
認知症になると計算や判断が難しくなることがあります。
- 公共料金の支払い忘れ
- お釣りの計算ができない
- 通帳管理ができない
- 訪問販売や詐欺に騙されやすくなる
近年は高齢者を狙った特殊詐欺も増えているため注意が必要です。
⑥ 性格が変わったように見える
認知症では感情のコントロールが難しくなる場合があります。
- 怒りっぽくなる
- 疑い深くなる
- 無気力になる
- 趣味に興味を示さなくなる
ご家族が最初に異変を感じるきっかけになることも少なくありません。
⑦ 道に迷う
今まで何度も通った道でも、自宅への帰り道がわからなくなることがあります。
- 近所で迷子になる
- 外出後に帰宅できない
- 目的地にたどり着けない
事故や行方不明につながる可能性もあるため注意が必要です。
こんな場合は病院へ相談を
次のような変化が見られる場合は、一度専門医への相談をおすすめします。
- 物忘れが急激に増えた
- 日常生活に支障が出ている
- お金や薬の管理ができない
- 怒りっぽくなったり性格が変わった
- 道に迷うことがある
- 家族が介護に不安を感じている
認知症以外にも、脳梗塞や内科的な病気、薬の影響などが原因の場合もあります。
早めに受診することで治療できる病気が見つかることもあります。
認知症と診断されたら施設入居も選択肢
認知症と診断されても、すぐに施設へ入居しなければならないわけではありません。
ただし症状が進行すると、ご家族だけでの介護が難しくなる場合があります。
認知症の方の入居・対応に力を入れている施設では、専門的なケアを受けながら安心して生活することが可能です。
グループホームや介護付き有料老人ホームなど、ご本人の状態に合わせた選択肢があります。
まとめ
認知症の症状は「物忘れ」だけではありません。
同じ話を繰り返す、家事ができなくなる、道に迷う、性格が変わるなど、さまざまな形で現れます。
「年のせいかな」と様子を見るうちに症状が進行してしまうケースもあります。
少しでも気になる変化があれば、早めに医療機関へ相談することが大切です。
ご本人が安心して暮らし続けるためにも、ご家族だけで抱え込まず、医療や介護の専門家を頼ってください。
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