最近増えている“高齢者を狙った犯罪”|家族ができる対策
近年、高齢者を狙った犯罪のニュースを目にする機会が増えています。
特殊詐欺、訪問販売、強引なリフォーム営業、悪質な電話勧誘…。
「自分は大丈夫」と思っていても、巧妙な手口によって被害に遭ってしまうケースは少なくありません。
特に一人暮らしの高齢者や、認知症の症状がある方は狙われやすい傾向があります。
今回は、高齢者を狙った犯罪の特徴と、家族ができる対策についてわかりやすく解説します。
高齢者が狙われやすい理由とは?
犯罪グループは、さまざまな理由から高齢者をターゲットにしています。
① 在宅時間が長い
高齢者は自宅にいる時間が長く、
電話や訪問営業に接する機会が増えやすくなります。
そのため、悪質業者から接触されるリスクも高くなります。
② 「人を疑いたくない」気持ち
高齢世代には、
「失礼なことをしたくない」
「相手を信じたい」
という気持ちが強い方も多くいます。
その優しさにつけ込む手口は非常に悪質です。
③ 判断力の低下
加齢や認知症によって、
冷静な判断が難しくなることがあります。
「急がなければ」
「今すぐ契約しないと危ない」
と不安を煽られると、正常な判断ができなくなることもあります。
最近多い高齢者向け犯罪
特殊詐欺(オレオレ詐欺など)
家族や警察官、銀行員を装い、
お金を振り込ませたり、
キャッシュカードをだまし取る手口です。
最近は、
「還付金があります」
「口座が不正利用されています」
など、より巧妙な内容も増えています。
悪質な訪問営業
「近所で工事をしている」
「屋根が壊れている」
「このままだと危険」
などと言って不安を煽り、
高額契約を迫るケースがあります。
突然訪問してくる業者には注意が必要です。
点検商法
無料点検を装って家に入り込み、
必要のない工事や商品を契約させる手口です。
特に高齢者の一人暮らしでは被害が増えています。
強盗・押し込み犯罪
近年は、高齢者宅を狙った凶悪事件も報道されています。
「高齢者だけで暮らしている」
「防犯対策が弱そう」
と見られてしまうケースもあります。
家族ができる防犯対策
① “知らない人は家に入れない”を徹底
まず大切なのは、
知らない訪問者を簡単に家へ入れないことです。
「工事の説明」
「点検」
「近所で作業している」
と言われても、その場で対応しない習慣が重要です。
インターホン越しで対応し、
必要なら家族へ相談する流れを決めておきましょう。
② 電話対策をする
特殊詐欺対策として、
迷惑電話対策機能付き電話機の導入も効果的です。
録音機能や警告アナウンスがあるだけで、
詐欺グループが電話を切るケースもあります。
③ 家族で“合言葉”を決める
「急にお金を頼む時は合言葉を使う」
など、家族間でルールを作るのも有効です。
電話だけでは信用しない習慣を持つことが大切です。
④ 地域とのつながりを持つ
近所付き合いや地域交流は、防犯面でも大きな意味があります。
周囲との関わりがあることで、
異変に気づいてもらいやすくなります。
孤立を防ぐことは、防犯対策にもつながります。
認知症の方は特に注意が必要
認知症の症状がある場合、
相手を信用してしまったり、
契約内容を理解できないケースがあります。
また、
「知らない人を家に入れてしまう」
「何を契約したか覚えていない」
というトラブルも少なくありません。
そのため、
定期的な見守りや、
家族との連絡体制が重要になります。
認知症対応に慣れた老人ホームや見守りサービスを利用することで、
防犯面の安心につながる場合もあります。
まとめ
高齢者を狙った犯罪は、
誰にでも起こり得る身近な問題です。
大切なのは、
「うちの親は大丈夫」と思い込まないこと。
家族で日頃から話し合い、
困った時にすぐ相談できる環境を作っておくことが、
被害防止につながります。
安心して暮らせる毎日を守るために、
今できる対策から始めてみましょう。
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