寝たきりの時間に、そっと寄り添う楽しみ方

動けなくなっても、
楽しみや“心のぬくもり”は、なくなりません。

ベッドの上で過ごす時間が増えると、
「もう何もできないのでは…」
と、本人もご家族も不安になります。

けれど実は――
**寝たきりの時間だからこそ味わえる“静かな楽しみ”**が、たくさんあるのです。

今日は、介護の現場でも実際に喜ばれている
「心が少し軽くなる過ごし方」をご紹介します。


🌿 寝たきりでも「楽しみ」は残っている

人は動けなくなっても、

  • 感じる

  • 思い出す

  • 想像する

  • 音や香りを楽しむ

こうした心の働きは、最後まで残ります。

楽しみとは、
「体を動かすこと」ではなく
「心が動くこと」。

それがとても大切なのです。


🌿 ① 音のぬくもりを届ける

寝たきりの方にとって、は大きな楽しみになります。

・好きだった音楽

昭和歌謡、童謡、クラシック、演歌など
その人の人生に寄り添った曲を流してあげると、
表情がふっと和らぐことがあります。

・ラジオや朗読

ニュース、落語、昔話、詩の朗読などもおすすめです。
「誰かが話してくれている」という感覚が、安心につながります。


🌿 ② 思い出に触れる時間

目を閉じていても、記憶の中の風景は残っています。

  • 昔の写真を見せながら話す

  • 若い頃の仕事や家族の話をする

  • 故郷の話題を出す

「覚えていないかも…」と思っても大丈夫。
言葉に反応しなくても、心はきちんと受け取っています


🌿 ③ “手”を通して伝わる安心

手や肩に、そっと触れるだけで
人は安心します。

  • 手を握る

  • やさしくマッサージする

  • 肩や背中に触れる

言葉よりも、
ぬくもりの方が伝わることもたくさんあります。


🌿 ④ 香りで季節を感じる

嗅覚は、とても長く残る感覚です。

  • みかんの皮

  • お茶の香り

  • 花の香り

  • 石けんやアロマ

「いい匂いですね」
その一言が、心を今に戻してくれます。


🌿 ⑤ 小さな「選ぶ楽しみ」

寝たきりでも、選ぶことはできます。

  • 今日の音楽はどれにする?

  • この写真と、あの写真どっちがいい?

  • 今日は窓を開ける?閉める?

小さな選択が、
「自分で生きている」という感覚を支えます。


🌿 それでもつらい時は…

ご家族がいちばん苦しくなるのは、
「何をしてあげたらいいかわからない」ときです。

在宅介護が限界になる前に、
安心して過ごせる場所を選ぶことも、
大切な“愛情のかたち”です。


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