固定電話が危ない?シニア世帯の防犯対策
「うちは固定電話しか使わないから安心」
そう思っている方も多いかもしれません。
しかし実際には、高齢者を狙った特殊詐欺や悪質商法の多くが固定電話から始まっています。
警察や自治体も固定電話への対策を強く呼びかけており、ご家族が離れて暮らしている場合は特に注意が必要です。
今回は、シニア世帯の固定電話に潜むリスクと、今日からできる防犯対策をご紹介します。
なぜ固定電話が狙われるの?
特殊詐欺グループは、高齢者が固定電話を利用していることをよく知っています。
携帯電話に比べて固定電話は自宅で落ち着いて話せるため、長時間会話を続けやすいという特徴があります。
また、高齢者名簿などを利用して電話をかけてくるケースもあるといわれています。
そのため、
- オレオレ詐欺
- 還付金詐欺
- 架空料金請求
- 悪質な訪問販売のアポイント電話
などの被害が後を絶ちません。
こんな電話には要注意
次のような電話がかかってきた場合は警戒が必要です。
- 「お金が必要になった」
- 「医療費の還付金があります」
- 「未払い料金があります」
- 「工事の説明に伺います」
- 「屋根が壊れていますよ」
- 「今すぐ手続きが必要です」
相手が役所や銀行、警察を名乗っていても、その場で信用しないことが大切です。
一度電話を切り、家族や関係機関に確認しましょう。
相手が急がせるほど、一度立ち止まることが大切です。
今日からできる固定電話の防犯対策
① 留守番電話を活用する
もっとも効果的な対策の一つが、常に留守番電話設定にしておくことです。
知人や家族はメッセージを残しますが、詐欺電話の多くは録音を嫌って切ってしまいます。
② 迷惑電話防止機能付き電話機を導入する
最近の電話機には、通話録音や警告メッセージ機能が搭載されたものがあります。
「この通話は録音されます」と流れるだけで、犯罪グループが電話を切るケースもあります。
③ 知らない番号には出ない
登録していない番号からの着信には、すぐに出ない習慣をつけましょう。
必要な相手であれば留守番電話にメッセージを残してくれることがほとんどです。
④ 家族で合言葉を決める
「孫を名乗る電話」などに備えて、家族だけが知っている合言葉を決めておく方法も有効です。
本人確認ができるため、なりすまし対策になります。
認知症がある場合はさらに注意
認知症の症状がある方は、相手の話を信じ込みやすくなったり、判断力が低下したりすることがあります。
また、知らない人でも親切に対応してしまい、自宅へ招き入れてしまうケースもあります。
そのため、
- 電話機の設定を見直す
- 家族が定期的に通話履歴を確認する
- 見守りサービスを活用する
- 訪問者対応のルールを決める
などの対策が重要になります。
認知症の方の入居・対応が可能な老人ホームでは、こうした詐欺被害や訪問営業トラブルの心配が少なくなる場合もあります。
離れて暮らす家族ができること
高齢の親御さんが一人暮らしをしている場合は、定期的に防犯について話し合うことも大切です。
- 最近変な電話はなかったか聞く
- 留守番電話設定を確認する
- 電話機の買い替えを検討する
- 訪問販売への対応を話し合う
普段からコミュニケーションを取っておくことで、被害の早期発見につながります。
まとめ
固定電話は便利な一方で、高齢者を狙った特殊詐欺の入り口になりやすい面があります。
留守番電話の活用や迷惑電話防止機能付き電話機の導入など、できる対策はたくさんあります。
大切なのは「自分は大丈夫」と思わないことです。
ご家族と一緒に防犯対策を見直し、安心して暮らせる環境を整えていきましょう。
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