【シニアの健康】高齢者の水分補給におすすめの飲み物
「最近、あまり水分を飲んでいないみたい」――高齢のご家族を見て、そんな心配をしたことはありませんか?
年齢を重ねると、のどの渇きを感じにくくなったり、トイレを気にして飲み物を控えたりすることがあります。水分不足を防ぐためには、のどが渇いてからではなく、日常の中でこまめに飲む習慣をつくることが大切です。
高齢者はなぜ水分不足に注意が必要?
高齢者は、若い世代に比べて体内の水分量が少なくなるほか、のどの渇きを感じにくくなることがあります。
さらに、「夜トイレに起きたくない」「トイレが近くなるのが嫌」といった理由から、意識的に水分を控えてしまうこともあります。
🌿 ポイントは「のどが渇く前に、こまめに」
一度にたくさん飲むより、起床後・食事のときなど、生活の中で飲むタイミングを決めておくと習慣にしやすくなります。
高齢者の水分補給におすすめの飲み物
① 水・白湯
普段の水分補給に取り入れやすい飲み物です。冷たいものが苦手なら、常温や白湯など、本人が飲みやすい温度にしてみましょう。
② 麦茶
カフェインを含まないタイプが多く、食事や休憩のときにも取り入れやすい飲み物です。冷たいものが負担になる場合は、常温でもよいでしょう。
③ スープ・みそ汁
飲み物だけでなく、食事に含まれる水分も補給になります。ただし、みそ汁やスープは塩分量にも注意し、濃さや量を調整しましょう。
④ 経口補水液
経口補水液は、脱水状態が疑われるときなどに、水分と電解質を補うための飲料です。普段の水分補給として常用するものではなく、必要な場合は医師や薬剤師などに相談しましょう。
「飲みやすさ」だけで選ばないことも大切
コーヒーや濃いお茶などカフェインを含む飲み物は、飲み過ぎに注意が必要です。また、糖分を多く含む清涼飲料水やジュースばかりを飲むのも避けたいところです。
「本人が好きだから」と一つの飲み物だけに偏らず、水や麦茶などを中心に、その日の体調や食事内容に合わせて選ぶとよいでしょう。
高齢者の水分補給Q&A
Q. 高齢者は1日にどのくらい水分をとればいい?
必要な量は年齢や体格、食事、活動量、健康状態などによって異なります。心臓や腎臓などの病気で水分制限を受けている場合は、自己判断で増やさず、医師の指示に従いましょう。
Q. 水分をあまり飲んでくれないときは?
コップ1杯を一度にすすめるのではなく、少量ずつ回数を増やしてみましょう。スープやゼリーなど、水分を含む食品を取り入れる方法もあります。
Q. どんなタイミングで飲むといい?
起床後、食事のとき、入浴前後、外出前後など、生活の区切りに合わせると習慣にしやすくなります。本人が忘れやすい場合は、目につく場所に飲み物を用意しておくのも一つの方法です。
「飲みなさい」より、飲める環境をつくる
水分補給は、「たくさん飲ませる」ことだけがポイントではありません。
いつでも手に取れる場所に飲み物を置く、好きなコップを使う、食事のたびに一緒に飲むなど、自然に飲める環境をつくることも大切です。
特に一人暮らしの高齢者の場合、「最近、飲み物が減っていない」「食事もあまり取っていない」といった変化がないか、ご家族が気にかけておくと安心です。
水分補給をきっかけに、暮らし全体を見直す
「水分をあまり取らない」「食事も少なくなった」「一人での生活が少し心配」――そんな変化は、高齢者の暮らしを見直すきっかけになることがあります。
ご家族だけで抱え込まず、必要に応じて医療・介護の専門家や高齢者施設への相談につなげることも考えてみましょう。
関連記事
🌿 無料相談のご案内
「親の食事や水分補給が心配になってきた」「一人暮らしを続けるのが少し不安」など、高齢者の暮らしについて気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
※水分摂取量に制限がある方や、体調に変化がある場合は、自己判断せず医師などにご相談ください。

