認知症ケア 「忘れる」ことへの不安に寄り添う声かけ

認知症の方は、物事を忘れてしまうことで
強い不安や戸惑いを感じていることがあります。

「さっきのことが思い出せない」
「大事なことを忘れてしまったかもしれない」

そんな瞬間に、

自分でも理由が分からないまま
心がざわざわしたり、落ち着かなくなったりするのです。

その不安に寄り添う声かけができると、
認知症の方の心はぐっと安心しやすくなります。

😟「忘れること」は本人にとってとても怖い

私たちは忘れたとき、

「まあいいか」と流せることもあります。

しかし認知症の方にとっては、

・何を忘れたのか分からない
・忘れていること自体が不安
・周囲に迷惑をかけている気がする

と感じることが多くあります。

記憶が抜け落ちる感覚は、地面が突然なくなるような怖さに近いともいわれています。

だからこそ、
忘れることそのものが大きなストレスになっているのです。

🌼不安を強めてしまう声かけ

つい言ってしまいがちな言葉があります。

・「さっき言ったでしょ」
・「何回も同じこと聞かないで」
・「また忘れたの?」

これらは事実でも、
本人にとっては

👉 「責められている」
👉 「自分はダメなんだ」

と感じやすく、不安を強めてしまいます。

🌿安心につながる寄り添いの声かけ

忘れてしまったときこそ、
やさしい声かけが心を支えます。

例えば、

・「大丈夫だよ、一緒に確認しよう」
・「忘れても気にしなくていいよ」
・「ここに書いてあるから安心してね」
・「私が覚えているから大丈夫」

こうした言葉は、

忘れてしまっても守ってもらえているという安心感を与えます。

📝目に見える安心をプラスする

言葉に加えて、

・メモ
・カレンダー
・ホワイトボード

などを使うのも効果的です。

「ここに書いてあるよ」と伝えるだけで、
自分で確認できる安心感が生まれます。

責めるのではなく、
忘れても困らない環境をつくることが大切です。

💞不安が強いときは気持ちを受け止める

「分からなくて不安だよね」
「怖かったね」

と気持ちを言葉にしてあげると、
心が落ち着きやすくなります。

正解を教えるよりも、
まず感情に寄り添うことが安心への近道です。

🌱声かけひとつで心は変わる

認知症があっても、
感じる心はしっかり残っています。

忘れることへの不安を理解し、
やさしく寄り添う声かけを続けることで、

怒りや混乱が減り、
穏やかな時間が増えていくことも少なくありません。

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