認知症の親を嫌いになりそうな自分を責めないで

「こんなこと思っちゃいけないのに」
「親なのに、どうしてこんな気持ちになるんだろう」

認知症の親を前にして、
ふと 嫌悪感・怒り・距離を置きたい気持ち が湧いたとき、
多くの人がまず 自分を責めてしまいます。

でも、その気持ち。
あなたが冷たいからではありません。

① 「嫌いになりそう」と感じるのは、異常ではありません

認知症が進むと、親は少しずつ変わっていきます。

・同じ話を何度も繰り返す
・怒りっぽくなる
・感謝の言葉がなくなる
・理不尽な要求が増える

それに 毎日向き合い続ける のは、
どれほど愛情があっても、心がすり減ります。

「嫌いになりそう」と感じるのは、
限界まで頑張っているサイン でもあります。

② 本当につらいのは「親が変わってしまった」こと

多くの方が苦しんでいるのは、
親そのものではなく、

・話が通じなくなった
・昔の優しさが感じられない
・頼っていた親ではなくなった

という 喪失感 です。

「もう、あの頃の親はいない」
その現実を受け止める過程で、
怒りや拒絶の感情が出てくるのは、自然な反応です。

③ 「ちゃんとしなきゃ」が、あなたを追い詰めます

介護をしている方ほど、

・優しくしなきゃ
・理解しなきゃ
・見捨てちゃいけない

と、自分に厳しくなりがちです。

でも、
感情までコントロールする必要はありません。

思ってしまうことと、
行動に移すことは別です。

心の中で何を感じても、
それだけであなたの価値が下がることはありません。

④ 距離をとることは「逃げ」ではありません

一時的に距離をとることは、
親を見捨てることではありません。

・毎日会わない
・全部を自分で抱えない
・人や制度を頼る

これは 関係を壊さないための選択 です。

認知症の介護は、
一人で背負い続けられるものではありません。

⑤ 「嫌いになりそう」と思えたあなたは、正直です

感情にフタをして
「いい子」でい続けるよりも、

「もう限界かもしれない」
そう気づけたあなたは、
とても正直で、誠実 です。

無理を続けて壊れてしまう前に、
誰かに頼るタイミングが来ているだけかもしれません。

まとめ|責めるべきは、あなたではありません

認知症は、
家族の心まで試す病気です。

嫌いになりそう

離れたい

もう限界

そう思った自分を、
どうか責めないでください。

あなたは、
ここまで十分すぎるほど頑張ってきました。

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