老人ホームの住み替え費用はいくら?かかるお金を解説
「今の老人ホームが合わない…」
「もっと医療体制が整った施設へ移りたい」
「費用を抑えるために住み替えを考えている」
老人ホームの住み替えは、決して珍しいことではありません。
実際には、身体状況の変化や生活環境のミスマッチなどから、住み替えを検討するご家族は多くいらっしゃいます。
ただし、気になるのが“費用”です。
入居金はまた必要?
引っ越し代は?
二重払いになることはある?
今回は、老人ホームの住み替えで実際にかかる費用について、わかりやすく解説します。
老人ホームを住み替える理由とは?
住み替えの理由はさまざまですが、特に多いのは以下のようなケースです。
- 介護度が上がり、現在の施設では対応が難しくなった
- 認知症の症状が進み、専門対応が必要になった
- 医療依存度が高くなった
- 費用負担を見直したい
- 人間関係や生活環境が合わなかった
- 家族の近くへ移動したい
特に、認知症の方の入居・対応体制は施設によって大きく異なります。
「認知症対応可」と書かれていても、実際のケア内容や受け入れ体制には差があります。
住み替え時にかかる主な費用
① 新しい施設の入居費用
最も大きいのが、新しい施設への入居費用です。
施設によって差がありますが、主に以下が必要になります。
- 入居一時金
- 敷金
- 前払い家賃
- 月額利用料
特に介護付き有料老人ホームでは、数十万円〜数百万円の入居金が必要になるケースもあります。
一方で、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)などでは、敷金のみで入居できる場合もあります。
② 退去時の費用
現在入居している施設を退去する際にも費用が発生することがあります。
- 居室クリーニング代
- 原状回復費用
- 未払い利用料
- 短期解約違約金
また、入居一時金については「返還金」がある場合もあります。
ただし、償却期間や契約内容によって返金額は大きく変わるため、必ず契約書を確認しましょう。
③ 引っ越し費用
見落とされやすいのが引っ越し費用です。
- 荷物の運搬
- 不用品処分
- 家具・家電の買い替え
- エアコン移設
単身でも数万円〜十数万円程度かかることがあります。
ご本人の体調によっては、介護タクシーや付き添い費用が必要になるケースもあります。
④ 医療・介護関連の費用
住み替え先によっては、医療体制や介護サービスが変わります。
そのため、
- 訪問診療
- 訪問看護
- 介護保険サービス
- おむつ代
- 医療機器レンタル
などの費用が増減する場合があります。
特に、看取り対応や認知症ケア体制の違いは重要な確認ポイントです。
二重払いになるケースもある?
老人ホームの住み替えでは、一時的に“二重払い”になることがあります。
例えば、
- 新居の契約開始日
- 旧施設の退去日
が重なるケースです。
特に人気施設では「空室が出たらすぐ入居」が必要になることもあり、数日〜1か月程度、両方の費用を払うことがあります。
余裕を持った資金計画が大切です。
住み替え費用を抑えるポイント
① 返還金を確認する
現在の施設の契約内容を確認し、返還金の有無を把握しましょう。
「思ったより戻ってきた」というケースもあれば、ほとんど返還されないケースもあります。
② 補助制度を確認する
自治体によっては、
- 高額介護サービス費制度
- 負担限度額認定
- 介護保険関連助成
などが利用できる場合があります。
③ 荷物を整理する
荷物が少ないほど引っ越し費用は抑えられます。
大型家具を減らすだけでもかなり変わります。
④ “今後の状態変化”も見据える
今は問題なくても、
- 認知症の進行
- 医療依存度の上昇
- 看取り対応
など、将来的な変化も重要です。
「またすぐ住み替えになる」ことを避けるためにも、長く安心して暮らせる環境を選ぶことが大切です。
まとめ
老人ホームの住み替えでは、
- 新しい施設の入居費
- 退去費用
- 引っ越し代
- 医療・介護関連費
など、さまざまなお金がかかります。
ただし、費用だけで判断すると、後から「合わなかった」と後悔することもあります。
特に認知症の方の入居・対応、医療体制、看取り対応は施設ごとの差が大きいため、事前確認が非常に重要です。
ご本人が安心して過ごせる場所を見つけるためにも、焦らず比較検討していきましょう。
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