サ高住→介護付きへ住み替えた実例 ――「まだ大丈夫」と思っていたご家族が決断するまで

🌿 「できるだけ自由に暮らしてほしい」
🌿 「でも、このままで本当に大丈夫?」

サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)に入居されたあと、
数年で 介護付き有料老人ホームへ住み替える というケースは、実は少なくありません。

今回は、実際によくある 住み替え実例 をもとに、
「なぜ住み替えが必要になったのか」「どこで判断が分かれたのか」を、
ご家族目線で分かりやすくお伝えします。


実例|80代女性・要介護1 → 介護付きへ住み替え

入居当初:サ高住を選んだ理由

80代前半のお母さま。
身の回りのことはほぼ自立しており、軽い物忘れはあるものの、診断はなし。

ご家族がサ高住を選んだ理由は、とてもシンプルでした。

  • まだ元気で 自由な暮らし を続けられそう

  • 食事がつき、見守りがあると 家族も安心

  • 介護付きは「まだ早い」と感じた

実際、入居後しばらくは穏やかな毎日が続いていました。


変化①|少しずつ増えていく「困りごと」

入居から1年ほど経った頃、こんな変化が出てきました。

  • 同じ話を何度も繰り返す

  • 服装が季節に合わない

  • 薬の飲み忘れが増える

  • 夜間に不安を訴える電話が増えた

医療機関で 軽度認知症 と診断。

サ高住のスタッフは親切でしたが、
介護は「外部サービス利用」が前提 のため、できることに限りがありました。


変化②|介護サービスが「点」になっていく不安

訪問介護・訪問看護・デイサービスを組み合わせる生活。

ただ、現実には…

  • 毎回スタッフが変わる

  • 情報共有がうまくいかない

  • 夜間や急変時の不安が大きい

ご家族からは、こんな声が出てきました。

「何かあった時、誰が責任をもって見てくれるんだろう…」


決断のきっかけ|転倒と“夜の混乱”

ある夜、居室内で転倒。
大きなケガはなかったものの、その後 夜間の混乱(不安・興奮) が強くなりました。

このとき初めて、ご家族が口にされた言葉があります。

「ここは“住まい”としては良いけれど、
介護の場所としては限界かもしれない」


住み替え後|介護付きで変わったこと

介護付き有料老人ホームへ住み替え

住み替え先は、
24時間介護スタッフ常駐・認知症対応実績のある介護付き有料老人ホーム

変化は、想像以上でした。

  • 夜間の不安が減少

  • 服薬・生活リズムが安定

  • 表情が穏やかに

  • 家族の精神的負担が大きく軽減

ご家族の言葉が印象的でした。

「“本人のため”と思っていたサ高住選びが、
いつの間にか家族全員を疲れさせていたことに気づきました」


サ高住が悪いわけではありません

誤解してほしくないのは、
サ高住が悪い選択だったわけではない ということです。

サ高住は、

  • 自立〜軽度介護

  • 見守り重視

  • 自由な生活を大切にしたい方

には、とても合っています。

ただし、

  • 認知症が進行してきた

  • 介護が「生活の中心」になってきた

  • 家族の不安が大きくなってきた

この段階では、介護付きのほうが合うケース が確実に増えます。


住み替えは「失敗」ではなく「調整」

住み替えは、後悔ではありません。

その時々の状態に合わせて
暮らしの場所を調整する という、ごく自然な選択です。

特に認知症は、
「今は大丈夫」が続かないことも多い病気。

だからこそ、

  • 早めに選択肢を知っておく

  • 状態が落ち着いているうちに動く

これが、ご本人にもご家族にも優しい住み替えにつながります。


ひとりで悩まないでください

「まだ早いのか」
「もう限界なのか」

その判断は、とても難しいものです。

今の住まいが合っているのか、
次を考えたほうがいいのか。

もし迷っていたら、
一度、状況を整理するだけでも構いません。

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