シニアが夜中に何度も起きる原因と改善方法
「夜中に2〜3回は必ず目が覚める」「トイレで何度も起きてしまい、朝になっても疲れが取れない」——このような悩みを抱えるシニアは少なくありません。
年齢を重ねると睡眠の質は変化し、若い頃のように朝までぐっすり眠ることが難しくなることがあります。しかし、何度も目が覚める原因には加齢だけでなく、病気や生活習慣が関係している場合もあります。
今回は、シニアが夜中に何度も起きる主な原因と、今日からできる改善方法をご紹介します。
夜中に何度も起きる主な原因
① 加齢による睡眠の変化
年齢を重ねると深い睡眠(ノンレム睡眠)が減り、浅い睡眠が増えます。
そのため、少しの物音や室温の変化でも目が覚めやすくなります。
② 夜間頻尿
最も多い原因の一つが夜間頻尿です。
加齢により膀胱に尿をためる力が弱くなったり、前立腺肥大症(男性)や過活動膀胱などが原因で、夜中に何度もトイレへ行くようになります。
③ 睡眠時無呼吸症候群
睡眠中に呼吸が止まることで脳が何度も覚醒し、本人は気づかないまま睡眠が細切れになることがあります。
「大きないびきをかく」「昼間に強い眠気がある」という方は注意が必要です。
④ 薬の影響
利尿薬や一部の降圧薬などは夜間の排尿回数を増やすことがあります。
服用時間を調整することで改善できる場合もあるため、自己判断で中止せず医師へ相談しましょう。
⑤ ストレスや不安
家族のことや将来への不安、環境の変化などで自律神経が乱れ、眠りが浅くなることがあります。
夜中に起きる回数を減らすための改善方法
- 寝る2〜3時間前から水分を摂り過ぎない
- 夕方以降はカフェインやアルコールを控える
- 毎日同じ時間に起床する
- 日中に適度な運動や散歩を取り入れる
- 昼寝は30分以内にする
- 寝室の温度・湿度・照明を快適に整える
- 就寝前のスマートフォンやテレビは控える
受診した方がよいサイン
次のような症状がある場合は、加齢だけと考えず医療機関を受診しましょう。
- 毎晩3回以上トイレで起きる
- 息苦しさや大きないびきがある
- 昼間に強い眠気がある
- 睡眠不足で日常生活に支障が出ている
- 急に夜間頻尿が増えた
睡眠障害だけでなく、糖尿病や心不全、前立腺疾患、腎臓の病気などが隠れていることもあります。
夜中の転倒にも注意
シニアが夜中に何度も起きることで心配なのが転倒です。
暗い室内で急いでトイレへ向かう途中に転倒し、骨折してしまうケースは少なくありません。
寝室からトイレまで足元灯を設置したり、滑りにくい履物を使ったりすることで事故の予防につながります。
転倒をきっかけに介護が必要になるケースもあるため、睡眠環境だけでなく住環境も見直してみましょう。
まとめ
シニアが夜中に何度も起きる原因には、加齢だけでなく夜間頻尿や睡眠時無呼吸症候群、生活習慣、服薬などさまざまな要因があります。
生活習慣を見直すことで改善するケースもありますが、症状が続く場合は病気が隠れている可能性もあります。
早めに医療機関へ相談し、質の良い睡眠を確保することが健康維持につながります。
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