認知症の方におすすめの昭和の懐かしい歌謡曲
認知症が進行しても、若い頃に聴いていた音楽や、長年親しんできた歌を楽しめる方は少なくありません。
言葉での会話が難しくなっても、音楽が流れると口ずさんだり、表情がやわらいだりすることがあります。特に、昭和の歌謡曲は、人生の思い出や懐かしい記憶に触れるきっかけになることがあります。

なぜ昭和の歌謡曲がおすすめなの?
昭和の歌謡曲は、青春時代や結婚、子育て、仕事など、人生のさまざまな場面と結びついていることがあります。
🌿 音楽を楽しむメリット
- 気分転換やリラックスにつながる
- 家族との会話のきっかけになる
- 昔の思い出を振り返る機会になる
- 歌や手拍子を一緒に楽しめる
- 日常生活に楽しみを取り入れやすい
音楽に対する反応には個人差があります。音楽によって認知症そのものが治るわけではありませんが、気分や生活の質を支える活動の一つとして取り入れられます。
認知症の方におすすめの昭和歌謡曲
🎵 ゆったり聴きたい曲
落ち着いた雰囲気で楽しみたいときに、本人が好きだった曲から試してみましょう。
- 川の流れのように(美空ひばり)
- 北国の春(千昌夫)
- 上を向いて歩こう(坂本九)
- 見上げてごらん夜の星を(坂本九)
- いい日旅立ち(山口百恵)
🎵 一緒に歌いやすい定番曲
家族や介護職員と歌ったり、手拍子をしたりしながら楽しめる曲です。
- 青い山脈(藤山一郎)
- リンゴの唄(並木路子)
- 東京ブギウギ(笠置シヅ子)
- 高校三年生(舟木一夫)
- 君といつまでも(加山雄三)
🎵 思い出につながる曲
歌手やジャンルだけでなく、本人が若い頃に聴いていた音楽を優先しましょう。
- 夜霧よ今夜も有難う(石原裕次郎)
- 北の旅人(石原裕次郎)
- 愛燦燦(美空ひばり)
- 秋桜(山口百恵)
- 瀬戸の花嫁(小柳ルミ子)
ここで紹介した曲が、すべての方に合うとは限りません。「昔、どんな歌が好きだった?」と本人やご家族に聞きながら、その人に合った音楽を探してみましょう。
音楽を楽しむときの3つのポイント
① 本人の好みを大切にする
「認知症に良いから」と無理に聴かせる必要はありません。好きな曲や心地よい音楽を、本人の希望に合わせて選びましょう。
② 音量や時間に配慮する
音量は控えめにし、表情や様子を確認しながら楽しみます。落ち着かない様子や疲れが見られたら、音楽を止めたり休憩したりしましょう。
③ 一緒に過ごす時間をつくる
「この歌、懐かしいですね」「昔はよく聴きましたか?」など、自然な声かけをしてみましょう。歌わなくても、隣で一緒に聴くだけで十分です。
よくある質問
Q.認知症の方は昔の歌なら必ず覚えていますか?
必ず覚えているとは限りません。音楽の好みや反応には個人差があります。本人の表情や様子を見ながら、楽しめる曲を探しましょう。
Q.音楽を聴くと認知症が改善しますか?
音楽を聴くことで認知症が治る、または必ず認知機能が改善するとはいえません。気分転換や交流の機会として、無理のない範囲で取り入れることが大切です。
昭和歌謡を「その人らしい時間」に
認知症になっても、好きだった音楽や大切な思い出がなくなるわけではありません。昭和の歌謡曲をきっかけに、本人の人生や好みに触れる時間を作ってみてはいかがでしょうか。
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認知症の方の高齢者施設選びもご相談ください
昭和歌謡を使ったレクリエーションや音楽を楽しむ時間を取り入れている高齢者施設もあります。ただし、取り組みの内容や頻度は施設によって異なります。
「認知症に対応している施設を探したい」「本人が安心して過ごせる環境を選びたい」という方は、専門の相談員にご相談ください。
※本記事は一般的な情報を紹介するもので、医療上の診断や治療を目的とするものではありません。症状や対応について心配な場合は、医師や専門職にご相談ください。

