認知症 中核症状とは?

認知症は、脳の機能が損なわれる状態であり、さまざまな原因によって引き起こされます。中核症状は、認知症の診断において特に重要な症状であり、一般的に以下のようなものが挙げられます:

  1. 記憶障害: 認知症の最も一般的な症状の一つで、特に短期記憶の損失が顕著です。患者は日常の出来事や新しい情報を覚えにくくなります。
  2. 認識障害: 患者が物事や人物を正しく認識できなくなります。これは物体認識や人物識別の障害として現れることがあります。
  3. 言語障害: 言葉の理解や表現に問題が生じ、話すことや文章を理解することが難しくなります。
  4. 判断力の喪失: 適切な判断力や意思決定能力が低下します。日常生活での判断ミスや安全に関わる問題が増えることがあります。
  5. 空間認識の障害: 空間の把握や方向感覚が損なわれ、物体の配置や場所の把握が難しくなります。
  6. 抽象思考の困難: 抽象的な概念や複雑な情報の理解が難しくなります。

これらの症状は、認知症の種類や進行度によって異なる程度で現れることがあります。また、他にも行動や感情の変化、個別の認知機能の異常が見られることもあります。認知症の診断は医師による総合的な評価に基づいて行われ、これらの症状の特定がその一環となります。

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