ご入居後の生活は特に不満もなく、快適な毎日であることが理想です。
しかし、団体生活であることや、自宅ではないことなどから「もう少しこうしてくれたら…」という要望が多少は出てくるのが現状と言えます。 しかし、毎日介護をするヘルパーや施設側にご自分の意見を伝えるというのは、なかなか気が重いものです。
そこで、入居者の意見・要望を伝える仕組みがあり、またそれに対し誠実な対応をしているホームは住みやすいホームといえます。

運営懇談会

運営懇談会は入居者と施設側の意見を交わす大事な場となります。
厚生労働省の指導指針によると「施設長、職員及び入居者代表により組織する運営懇談会を設けると共に、 入居者のうちの要介護者等についてはその身元引受人等に対し出席を呼びかけること。(中略)運営懇談会では、入居者の状況、サービスの提供の状況及び管理費、食費の収支等の内容等を定期的に報告し、 説明すると共に、入居者の要望、意見を運営に反映させるよう努めること。」とあります。 このような場がきちんと機能しているかも確認する必要があるでしょう。

オンブズマン

オンブズマンとは、苦情の解決や適正運営のために第三者が監視する制度です。
公平・中立な第三者が施設を監視の対象にすることで「なれあい」を防ぎ、施設サービスが適切に提供されているかどうかを監視します。 施設側がこのような制度を採用していると、より安心できます。